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東日本大震災オンライン学習会を開催しました

福島県生協連 佐藤一夫専務理事

 大阪府生協連では、東日本大震災を風化させず、次の世代に語り継いでいく為に、毎年3月に学習会等を開催しています。
 今年は3月26日(土)に、東日本大震災オンライン学習会を開催し31名が参加しました。
 福島県生活協同組合連合会の佐藤専務理事を講師に「東日本・津波・原発事故大震災から11年」と題して福島県の状況等についてお話いただきました。
 佐藤専務からは冒頭に、「3.11は、こと福島においては、地震・津波といった自然災害と原発事故が組み合わさったもの」「原発事故は、あきらかに人災。人災として丁寧に考えるべき問題」であることを話されました。そして全国各地の原発再稼働に向けた動き等について触れられました。その後、福島県内の空間放射線量の推移、避難者の推移、帰還状況、震災関連死、県民健康調査、原発事故をめぐる裁判、福島の子ども保養プロジェクトの取り組み、トリチウム水を含む汚染水処理問題などについて、約90分お話しいただきました。

<参加者の感想から>
・多くの内容を的確にまとめ、はっきりした口調で解説くださり、説得力を感じました。高校生の意見の素晴らしさと文科省が出した冊子やチラシの双方から、教育の重要性と怖さを改めて感じました。さらに、安全面について科学的事実を突きつけるのが重要でベストなのではなく、当事者心理を踏まえ考えていき、未来を提案することの意義が印象に残りました。これは、様々な現実で必要な事なのだろうと思います。
・想像もしなかった戦争やコロナなど 日々、いろんなことが起き、私たちは過ぎ去ったことを忘れがちになりますが、原発は過去のことではなく、現在進行形。処理のできない危険なゴミが増え続けるにもかかわらず、脱原発に踏み出せないことが理解できない。福島の事故後でもそうなのが信じられない。どうしてドイツのように脱原発に踏み出せないのか。
・冒頭の「地震、津波、原発事故をひとつにしている傾向がある。天災と人災は分けて考えるべき」という言葉にハッとしました。地震と津波があったから原発事故は仕方なかった、と考えがちですが原発事故は人災だと強く意識していきたいです。

 大阪府生協連では、東日本大震災を風化させず、次の世代に語り継いでいく為に、毎年3月に学習会等を開催しています。
 今年は3月26日(土)に、東日本大震災オンライン学習会を開催し31名が参加しました。
 福島県生活協同組合連合会の佐藤専務理事を講師に「東日本・津波・原発事故大震災から11年」と題して福島県の状況等についてお話いただきました。
 佐藤専務からは冒頭に、「3.11は、こと福島においては、地震・津波といった自然災害と原発事故が組み合わさったもの」「原発事故は、あきらかに人災。人災として丁寧に考えるべき問題」であることを話されました。そして全国各地の原発再稼働に向けた動き等について触れられました。その後、福島県内の空間放射線量の推移、避難者の推移、帰還状況、震災関連死、県民健康調査、原発事故をめぐる裁判、福島の子ども保養プロジェクトの取り組み、トリチウム水を含む汚染水処理問題などについて、約90分お話しいただきました。

<参加者の感想から>
・多くの内容を的確にまとめ、はっきりした口調で解説くださり、説得力を感じました。高校生の意見の素晴らしさと文科省が出した冊子やチラシの双方から、教育の重要性と怖さを改めて感じました。さらに、安全面について科学的事実を突きつけるのが重要でベストなのではなく、当事者心理を踏まえ考えていき、未来を提案することの意義が印象に残りました。これは、様々な現実で必要な事なのだろうと思います。
・想像もしなかった戦争やコロナなど 日々、いろんなことが起き、私たちは過ぎ去ったことを忘れがちになりますが、原発は過去のことではなく、現在進行形。処理のできない危険なゴミが増え続けるにもかかわらず、脱原発に踏み出せないことが理解できない。福島の事故後でもそうなのが信じられない。どうしてドイツのように脱原発に踏み出せないのか。
・冒頭の「地震、津波、原発事故をひとつにしている傾向がある。天災と人災は分けて考えるべき」という言葉にハッとしました。地震と津波があったから原発事故は仕方なかった、と考えがちですが原発事故は人災だと強く意識していきたいです。

福島県生協連 佐藤一夫専務理事

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