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第2回東日本大震災被災地支援つながろうCO・OPバス開催報告

かーちゃんの力プロジェクト協議会 代表 渡邊とみ子さん
渡邊さんの自宅の状況を見学
「いいたて雪っ娘」を磨く作業のお手伝い
磨きあげた「いいたて雪っ娘」の山
浜通り医療生協 國井部長よりレクチャーを受ける
FTF検査の体験
JR竜田駅で駅員さんから話を聞く(楢葉町)
海岸線に高く積みあがっているトンバック
10月23日(木)から26日(日)の日程で、東日本大震災被災地「つながろうCO・OPバス」を運行しました。大阪府生協連での2014年度2回目のバス企画でした。年齢層が40代~70代と幅広く、女性15名、男性6名の合計21名の参加で実施しました。
10月23日(木)の夜に大型バスで大阪を出発し、翌日24日(金)の朝8時すぎに、福島県福島市の「かーちゃんの力プロジェクト協議会」の拠点、「あぶくま茶屋」に到着しました。プロジェクト代表の渡邊とみ子さんの案内で、飯舘村を見学しました。居住制限区域となっている渡邊さんのご自宅を見学させていただきました。除染作業が急ピッチに進められており、9月に訪れた時と比べて、様子が大きく変わっていました。渡邊さんの自宅も以前は雑草に覆われていましたが、見事に何もなくなっていました。「雑草に覆われていた時も悲しかったが、草がなくなっても悲しい」とポツンと言っていた言葉が忘れられないです。お昼は協議会で作られているお弁当、キムチや「いいたて雪っ娘(かぼちゃ)」などをいただきました。午後からは、「いいたて雪っ娘」を磨く作業のお手伝いを行いました。「いいたて雪っ娘」を水拭きし、乾いたタオルで拭き、焼酎を吹きかけ磨きあげる作業をくりかえし、約300個がきれいにできあがりました。
翌日25日(土)は、9時前に、いわき市の「浜通り医療生協」さんの小名浜生協病院を訪ねました。組織部長の國井勝義さんから震災後の福島の状況、「浜通り医療生協」の支援活動、ファースト・トラック・ファイバー(FTF)による検査活動についてレクチャーを受け、参加者から選抜した5名のFTF検査体験の後、バスの案内を組織部主任の工藤史雄さんに代わり広野町、楢葉町、富岡町、いわき市を視察しました。楢葉町の途中、2014年6月1日に開通したJR常磐線の竜田駅に寄りました。竜田駅は、福島第1原発と、事故に関連する帰還困難区域との境界線にもっとも近い駅です。乗客のほとんどが福島第1原発に働く人のようで、街には住民がいないがコンビニをあけている店主の話などを駅員さんから聞くことができました。富岡町では震災後の姿のままに残っている駅前商店街の状況などを見学しました。富岡駅跡地から海沿いに見える除染作業の土や草などをいれた黒いトンバックが6~7段と高くたくさん積み上げられた光景が忘れられません。道を挟んで帰宅困難地域と居住制限地域の分断されている住宅街、各住宅に設置された鍵のついたバリケードなどを見学しました。最後に福島第1原発がかすかに見えるダムから第1原発の姿を見学し、海岸線沿いの津波被害地域をとおりました。工藤さんのわかりやすい説明で原発事故から変わってきた街の様子や人間関係などよくわかりました。
福島の現状、状況を目の当たりにし、震災を風化させずに被災地の状況を多くの人に伝え、支援の輪を引き続き広げていくことの大切さを痛感しました。
10月23日(木)から26日(日)の日程で、東日本大震災被災地「つながろうCO・OPバス」を運行しました。大阪府生協連での2014年度2回目のバス企画でした。年齢層が40代~70代と幅広く、女性15名、男性6名の合計21名の参加で実施しました。
10月23日(木)の夜に大型バスで大阪を出発し、翌日24日(金)の朝8時すぎに、福島県福島市の「かーちゃんの力プロジェクト協議会」の拠点、「あぶくま茶屋」に到着しました。プロジェクト代表の渡邊とみ子さんの案内で、飯舘村を見学しました。居住制限区域となっている渡邊さんのご自宅を見学させていただきました。除染作業が急ピッチに進められており、9月に訪れた時と比べて、様子が大きく変わっていました。渡邊さんの自宅も以前は雑草に覆われていましたが、見事に何もなくなっていました。「雑草に覆われていた時も悲しかったが、草がなくなっても悲しい」とポツンと言っていた言葉が忘れられないです。お昼は協議会で作られているお弁当、キムチや「いいたて雪っ娘(かぼちゃ)」などをいただきました。午後からは、「いいたて雪っ娘」を磨く作業のお手伝いを行いました。「いいたて雪っ娘」を水拭きし、乾いたタオルで拭き、焼酎を吹きかけ磨きあげる作業をくりかえし、約300個がきれいにできあがりました。
翌日25日(土)は、9時前に、いわき市の「浜通り医療生協」さんの小名浜生協病院を訪ねました。組織部長の國井勝義さんから震災後の福島の状況、「浜通り医療生協」の支援活動、ファースト・トラック・ファイバー(FTF)による検査活動についてレクチャーを受け、参加者から選抜した5名のFTF検査体験の後、バスの案内を組織部主任の工藤史雄さんに代わり広野町、楢葉町、富岡町、いわき市を視察しました。楢葉町の途中、2014年6月1日に開通したJR常磐線の竜田駅に寄りました。竜田駅は、福島第1原発と、事故に関連する帰還困難区域との境界線にもっとも近い駅です。乗客のほとんどが福島第1原発に働く人のようで、街には住民がいないがコンビニをあけている店主の話などを駅員さんから聞くことができました。富岡町では震災後の姿のままに残っている駅前商店街の状況などを見学しました。富岡駅跡地から海沿いに見える除染作業の土や草などをいれた黒いトンバックが6~7段と高くたくさん積み上げられた光景が忘れられません。道を挟んで帰宅困難地域と居住制限地域の分断されている住宅街、各住宅に設置された鍵のついたバリケードなどを見学しました。最後に福島第1原発がかすかに見えるダムから第1原発の姿を見学し、海岸線沿いの津波被害地域をとおりました。工藤さんのわかりやすい説明で原発事故から変わってきた街の様子や人間関係などよくわかりました。
福島の現状、状況を目の当たりにし、震災を風化させずに被災地の状況を多くの人に伝え、支援の輪を引き続き広げていくことの大切さを痛感しました。
かーちゃんの力プロジェクト協議会 代表 渡邊とみ子さん
渡邊さんの自宅の状況を見学
「いいたて雪っ娘」を磨く作業のお手伝い
磨きあげた「いいたて雪っ娘」の山
浜通り医療生協 國井部長よりレクチャーを受ける
FTF検査の体験
JR竜田駅で駅員さんから話を聞く(楢葉町)
海岸線に高く積みあがっているトンバック